【活動報告】一宮市立図書館子ども司書講座 3回目

イベント名:一宮市立中央図書館 子ども司書講座

日時:8月9日(水)10:00ー12:00 参加者:16人 

一宮市立中央図書館で行われる「子ども司書講座」の第3回の講座を担当しました。その様子をレポートします。(文責 山本茜

一宮市では、2015年から子ども司書講座を開始。「子ども司書講座は地域や学校で読書推進のリーダーとなるような児童を育成すること」を目的として、7月からにかけて全6回行われます。第1回目の内容はこちらをご覧ください。

knowledge-net.hatenablog.com

 

1.ビブリオバトル× 探求型読書 

今日のテーマは「ビブリオバトル」でした。ビブリオバトルは、「好きな本を紹介して」「一番読みたい本を決める」という内容。

講座開始前に、到着する子どもたち。始まる前までの時間は、本を読んでいる子どもたちがチラホラいて、「何読んでるの〜?」と司書さんと話しています。そして、すでにビブリオバトルみたいなことが自然に始まっている・・。

発表までのプロセスを本の関わり方、読み方を考える、楽しいプログラムにできないかな・・と考えていた時に、「探求型読書」(著者:編集工学研究所 出版社:クロスメディア・パブリッシング)のことを思い出しました。この本からエッセンスをいただいて、プログラムを考え実施しました。ビブリオバトルの公式ルールにも則って行いました。

www.bibliobattle.jp

 

探求型読書とは?「探求型読書」P34ページより引用

探求型読書は、物事を深く思考したり、自分なりの考えを組み立てたり、問題を追求し続けるための「手段としての読書」です。「本の内容を余さず理解しながら読み通すこと」を読書の目的とするのではなく、自分の思考を縦横無尽に展開させることを目的に本を活用すること、「本を読む」ことそのものより、「本を手がかりにして、考えること」を推奨するメソッドです。

これだけ読むと、「難しそう〜」と思われるかもしれませんが、「楽しく思考」「読書への思い込みを外す」「色々な読み方、楽しみ方があることを知る」をテーマにして、プログラムを考えてみました。

 

2.本を読むことは、中身を読むだけじゃない!

探求型読書の方法として、3つの読み方を提唱しています。

① 読前(本を読む前の読書)

②読中(本の中身を読む読書)

③読後(本を読んだあとの読書)

「本が読めんなかった」「〜冊読んだ」という言葉からもわかるように、多くの人は「本を読む」とは、「本の中身を読むこと」だと考えています。中身が読めてこそ、読書。「中身読めなくて、目次しか読めなかった〜」なんて、卑下するような会話をよく見かけます。

本を読む前の「読前の読書」も超重要な読み方。

本の読み方の思い込みを外す最初のワーク。

隣の人とペアになって、本の表紙、目次、裏表紙、袖をよく眺めてみました。

ワークのあと、どんなことに気づいた??と、聞きました。

ある女の子が、

「目次の書き方が違うことに気づいた。目次のところにも絵が書いてあることに気づいた。」

目次の絵にも、本の中身に関わる何かが書かれていたかもしれないし、本の世界への入り口への扉なのかもしれない、著者が伝えたいことが現れていると伝えました。

2.本の地図をつくろうワーク 「ぐりとぐら」のキーワードを出してみよう

ビブリオバトルで、本を紹介するための「準備」として、本の「キーワード」を取り出すワークをしました。「ぐりとぐら」を誰かに紹介するとしたら・・どんな言葉があるかな?と聞いて、一人ずつ言ってもらいました。

「ねずみ」「動物」「卵」「ケーキ」「ホットケーキ」・・・最後の方になるほど、思いつかない・・!うーん、難しい!

今出てきた言葉の言い換えを考えてみよう、ねずみがどんなキャラクターなのか表す言葉を考えてみようと投げかけ、どんどん出してもらいました。

「アイディアマン」「努力家」ねずみがどんなキャラクターかを現す言葉を誰かの意見をヒントに展開していきました。

「シリーズ」という言葉も出ました。本の中身以外に関する情報。これを出してくれたのは司書さんです。さすがです!

以下のことをヒントに、自分が持ってきた本でもキーワード出しをしてみよう!

・ある1つの言葉の「言い換え」をしてみる

・5W1Hで考えてみる

・どんな〜かを考えてみる。

・本の中身以外のことを書く


2.本の地図をつくろうワーク 自分が思ったことを出す

本の中で「?」と「!」と思ったこと、わくわくした場面、好きなところ、好きなページ。

また、本に限らず、YouTubeなど他のメディアでもOKと伝えました。

ぐりとぐらなら・・

・かすてら美味しそうだなぁ

・たまごをどうやって運ぶかを考えるところが面白いなぁ。

・卵を運ぶのは、試したらできるのかな?

・何の動物の卵だったのかな?

・かすてらってどうやってつくるのかな?YouTubeや本はあるかな??

ぐりとぐらの他の絵本を読んでみたいな

3.本の地図をつくろうワーク 話す準備をしよう

付箋の中から、これはみんなに伝えたい、この本のここが大好き!と思うことに★印を

つけてもらいました。

「私は、質問ばっかりになっちゃったけどいいですか?」と聞いてくれた子がいました。

質問しか浮かばないのは、素敵なことだからそれでも大丈夫!と伝えました。

 

 

3.ビブリオバトル・質問タイム・せーのでチャンプ本を決める

「発表」だと緊張してお話しできない子もいるかもしれません。発表ではなく、ここにこんなことを書いてあって・・と、本の地図を紹介するように発表しようとお伝えしました。

1人3分で発表。その後、質問タイムを取りました。「3分間話すの難しい!」1分半くらいで終わってしまう・・どうしよう、困ったな・・。すると、グループのメンバーが質問してお話しを引き出している様子も見られました。ビブリオバトルでは、本来は、発表と質問の時間は分かれており、話す時間はひたすら話すものですが、グループの中に、質問し合える雰囲気が醸成されているから、自然に質問も出てくるように思いました。

 

 

3.振り返り 自分のわくわくの種を書く

全てのワークや発表や対話を通して、やりたいな、読みたいなと思ったことを書こう。「自分のわくわくの種」を書き出そうとお伝えしました。「〜さんの紹介していた本を読みたいな」「こんなジャンルの本を読んでみたい」という「本」のことや、行ってみたい、やってみたいという本にこだわらないことも出してみよう。振り返って、わかったことを紙に書いて眺める、誰かに話すと、さらに楽しい世界が広がることをお伝えしました。

4.まとめ

探求型読書の読前、読中、読後のステップを改めて紹介。探求型読書は、「本」を通して、考える、探求するための読書。そこでは、「問う」力を育てています。今は、正解のない問題がたくさんある時代と言われています。例えば、新型コロナウイルス感染症、3年前は、人々はどうしたらいいかわからなくて右往左往して、問題に向かってきて、3年後の今と3年前は、コロナに対して、全然違う向き合い方になりました。それは、人間が遭遇したことがないことに対して、「どうしたらいいかな?」とたくさんの「?」を出し、「問う」ことをしてきたから。本を読むのが大好きなみなさんは、そんな「問う力」を持っていることを伝えました。

最後に、「本」と「本がある場」を仲間にして、楽しんでいってもらいたい、それが子ども司書の力、役割であるということをお伝えしました。子どもの頃の自分はまさに、子ども司書講座にいたような子どもだったのですが、子どもだった自分にどう言葉をかけるだろうかと想像し、伝えました。

 

 

 

 

 

 

 

【活動報告】7月17日 子ども司書講座講師レポート

イベント名:一宮市立中央図書館 子ども司書講座

日時:7月17日(月)10:00ー12:00 参加者:16人 

一宮市立中央図書館で行われる「子ども司書講座」の第1回の講座を担当しました。

一宮市では、2015年から子ども司書講座を開始。「子ども司書講座は地域や学校で読書推進のリーダーとなるような児童を育成すること」を目的として、7月から12月にかけて全6回行われます。その第一回目の講座を担当しました。

小学5、6年生16人が参加しました。

始まる前からもってきた本を紹介し合う姿がある〜!最初にアイスブレイクで、お互い自己紹介したのち、講座を開始しました。

1.今回の学習の中で大事にすること

全6回の学習で大事にしたいことは、「対話」だとお伝えしました。対話を通して、「自分とは違う考え方に出会うこと」は嫌なこともある、それでも、相手の話を聴く時に新しい発見や学びがある。本を読むことは、本と自分の間、誰かとの間に「対話」が起きていること。「本の楽しさ」を伝えていく子ども司書には、「対話」する力が大事であることを伝えました。

 

 

 

2.図書館ツアー!

図書館ツアーの目的は、〝図書館の見えている部分・見えていない部分を知る〟こと。

見えていなかった部分に「驚いたこと、疑問に思ったことはどんどん付箋に書いていこう!」と伝えて、ツアーに出発。

〝新聞雑誌のコーナーでは、新聞って何年間分もとっておくのはなんで??〟

〝図書館ってビデオ見られるの・・?知らなかった・・〟

〝図書館から他の図書館、学校にも運んでるの・・?〟

〝100年前の教科書、古い写真もあるんだ!〟

〝屋上の閉架書庫、すごい・・!〟

気づき、驚き、疑問が生まれた様子が見られました。

屋上の自動閉架書庫。忙しくロボットが動いて、本を取り出し、運んでいる風景には胸がワクワク。

3.疑問とびっくりを共有

ツアーから戻り、模造紙に予め書いておいた館内マップに、この部分で「こんな風に思ったよ!」と、受講するメンバーにわかるように、付箋に貼っていく。

「予約本のコーナーってどこだったっけ・・??」

「新聞のコーナーってどこだったっけ??」

3階分のフロアマップのどこに付箋を貼ったらいいかわからなくなった子どもたち。サポートに入ってくださっていた子ども司書OBの高校生・大学生たちが、「これはここだよ」とすかさずサポートしてくれます。図書館についての学びの場で、学びの循環が起きていることに感激しました。そして、子どもたちの気づきの付箋は思いのほか多く、すべてを取り上げられなかったことが残念でしたが、好奇心のアンテナを張り、たくさんのことを感じたり、考えたんだなぁーーーと思いました。

 

 

4.教えて司書さん!

山本が、付箋を一枚ずつ読み上げました。「ここは司書さんに答えてもらう場面!」だと思って、司書さんにバシバシ質問を投げかけました。

「どんどん本を買っているということは、書庫に入らなくなったらどうするんですか??」という付箋には、司書さんが、「入らなくなったら、本を減らす、除籍といって、リサイクル本に出して市民に譲ったりするんだよ」と、答えます。

山本:「そうすると、残す本、除籍する本、開架に出すか閉架に出すのはどうやって決めるんですか??」

司書さん:「難しいけど、この本はどうするべきかを、司書が考えているんです・・」

こんなやり取りで深めていきました。

 

 

「屋上の閉架自動書庫の機械が動かなくなったらどうするんですか?」

「どうして新聞が何年分もとってあるんですか?」

「100年前の本をどうやって手にいれるんですか?」

質問が鋭くて、本質をつくような質問がたくさん出されました。

 

5.まとめ 図書館は何のためにあるのか?

図書館には、開架にない本、たくさんの本、昔の本、本だけでなく、新聞や写真や昔の教科書もあります。「図書館は何のためにあるのか?」子どもたち自身の目線に立って、理解できる本を紹介しました。環境学習ではよく取り扱われる本、「地球の秘密」(著者:坪田愛華 出版社:出版文化社を紹介しました。

1991年に、小学校6年生だった坪田愛華さんは、国語の授業の宿題で、得意の漫画を描くことにしました。図書館で調べ、環境問題を伝える漫画を自作します。しかし、完成した直後に、急死します。

 

web3.calil.jp

 

 

愛華さんの本は世界中で翻訳され、図書館にも入っています。こうして、人が亡くなってしまっても、その人の願いや思い、知識は、「本」に載って、形になる。そして、それらは、図書館に収められ、図書館で人々が手に取れるような様々な準備をする。手に取るまでの準備の過程は多くの人には見えません。過去に生きた多くの人、今生きている人、未来の人のために、図書館があると伝えました。

また、子ども司書の役割には、「友達と本を薦め合うこと」があります。図書館だけが活躍の場ではなく、普段の生活や学校にも活躍の場。「この本、面白いよ」と誰かに伝えることで、どこでも「子ども司書」になれることを伝えました。

 

参考:子ども司書のすすめ JLA図書館実践シリーズ44 著者:アンドリュー・デュアー

   出版社:日本図書館協会 

calil.jp

 

 

活動報告:1月15日 本のある場でまちを育む

 

 

2018年に亡くなられたまち育ての実践者・研究者の延藤安弘先生が遺された研究資料5万冊、絵本5000冊が保存されているのが延藤文庫です。延藤先生の存在そのもののような延藤文庫含む、地域の本のある場の存在意義を様々なな立場の人と話してみたい。そう思って、始まりのトークセッションを企画しました。後日、対話の記録を作成しますので、当日の様子だけお伝えします!(文責:山本)

 

延藤文庫との出会い・・・名畑さんと出会ったのは2年前。

その時は、延藤文庫に深く関わるということにはなりませんでしたが、半年前にブッカーの貼り方をご相談いただいたのをきっかけに、お手伝いを考えることになりました。お手伝いを考えていると、延藤文庫がどんなもので、どんな状況や想いがあるのかを知っていくことになって、そうなると改めて、延藤文庫の意義や価値を対話の場があるといいよねーーとなり、対話の場を開くことになりました。本当に素晴らしい場となりました。
ゲスト・集まった人たちと対話が生成されていく愉しさ、躍動を感じました。

今日のテーマ:「本のある場」は素敵・・それってなんで??

どうしてそこにあるのは本であるといいのか??そこから、お話しを始めたいという課題設定から始まりました。地域にあるマイクロライブラリー、制度的な図書館、お家の本棚。全部「本のある場」本+人+場 そうした場所の重要性を多くの人は感じているし、まちの中にある本がある空間は、素敵なものとして受け止めています。その意味を深く考える時、どんな場をつくっていけるといいかが見えてくるのではないでしょうか。

 

切り口として・・本・本のある場・図書館は人の生きること・創造にどう関わるか??

山本からは、「はちうえはぼくにまかせて」(作:ジーン・ジオン 絵:マーガレット・ブロイ・グレアム 出版社:ペンギン社)という絵本を紹介しました。主人公トミーが大好きな植物を育てること、試行錯誤の中でトミーは壁にぶつかった時に、図書館に行って本で調べます。解決策を発見したトミーは問題に挑んでいきます。好きなこと、やってみたいこと、失敗すること、困ったこと、喜び、それらのプロセスの中には、本と他者とまちの人たちが関わっています。それらを生み出す場が「図書館」でした。人の学び、創造と「図書館」が関わっていることをお伝えしました。

 

延藤文庫とは?
名畑恵さん(延藤文庫事務局・NPO法人まちの縁側育くみ隊代表理事 錦2丁目エリアマネジメント株式会社代表)に延藤先生が取り組んできたこと、延藤文庫についてご紹介いただきました。延藤文庫、研究資料5万冊+絵本5000冊の内容、書斎空間の3D画像を見て、書斎内を探検。延藤先生が本とどのように関わっておられたか、本をどのような存在として考え、渡していたのかについてお話ししてもらいました。延藤先生は、まち育てに取り組む始まりは、「物語」を分かち合うことと考えていました。物語(絵本)に触れることが、人が持っている願いに触れ、すでにそこにある価値に気づき、根源的な経験に想いを馳せる機会をもたらすと考え、いつもワークショップや講演は、絵本の読み聞かせから始まったそうです。そして、2016年には、「コミュニティ図書館構想」というものを考えておられたそうです。延藤先生と構想について話してみたかった・・!!

 

その後のトークセッションの始まりとして、豊田 高広さんに、お話ししていただきました。
「としょかんライオン」(作:ミシェル・ヌードセン 絵:ケビン・ホークス 訳:福本友美子 出版社:岩崎書店)の読み聞かせから始まりました。

 



延藤先生の著書「こんなまちに住みたいナ:絵本が育む暮らし・まちづくりの発想」(著者:延藤安弘 出版社:晶文社でもこの絵本は紹介されています。「ユーモアを伴いながら、自らきまりの逸脱をしていることにあらわれています。」自らの決まりを逸脱していく・・越境して対話していくことで変化していく、そこにはユーモアが必要。延藤文庫も、誰に、どんな本をどのように共有、利用してもらうか・・集まる人が一緒に考えてもいいのでは。
図書館とまちの人、公共を考えるための、投げかけをしていただきました。

そして、その後は、トークセッション。
・・の前の休憩時間、みなさん愉しそうに話していて、トークセッションが始められない(笑)すごい熱量だなと思いました!

三矢 勝司さん(延藤文庫運営委員・NPO岡崎まち育てセンター・りた理事兼事業推進マネージャー。名古屋工業大学コミュニティ創成教育研究センター研究員も交え、4人でお話ししました。

 

 

一人の人が、物語、絵本に出会い人育てや街育て関わったシーンや延藤先生のお話しの中で思い出されることからお話ししてもらいました。

そして、人とまちと図書館はどう関わるか。図書館の見えている部分、見えていない部分。見えていない部分はシステム、生態系であること。その生態系をみんな(まち)で森を育てるようにつくっていくこともできること。「本」だけではない。道に転がっている石ころも、意図をもって集め、それらにアクセスしたい人がいれば、アーカイブの対象になります。(これが図書館の見えていない部分)

 

 

山本の当日のスライドより添付



延藤文庫で残していくものは、「本」だけではありません。延藤先生の膨大な読書ノートもあれば、スライドもある・・そして、延藤先生と名畑さんや三矢さんがつくってきた物語がある。それらをどう捉え、どう分類していくか・・5万冊+5000冊は想いも物理的にも重い・・・と、名畑さんは仰っていましたが、ほんとにそう・・知の生態系づくりに、市民が参画していくことはクリエイティブで楽しいことでもある。重さ、発生する一つ一つの作業(ブッカーを貼るとか)を分け合っていくことで知の森を耕すコミュニティができるのでは。

人→本→場→街・地域社会 というスケールの中で、本と本がある場と経験や実践、生きていくフィールドはどう関わり合っているかについてお話ししました。
そして、最後は、延藤先生がいつも最後は、「問い」で講演を終えられていたというお話を聞いて、ゲストから問いを参加者のみなさんに出しました。終わったあとも、みなさんの中でこの問いを受け、物語がつくられていくといいなと思います。

 

▶︎三矢さん「延藤libraryがまちそだちとして使える場所となるにはどうしたらよいでしょうか 世界で1番、まちそだてを知れる場所になるには」

▶︎名畑さん「 世界一まちそだてを知ることができる場所としての延藤libraryは、果たして錦2丁目でよいのだろうか 延藤先生はぜひ錦2丁目で実現したい!と挑戦的な問いを受け取ったけど、延藤先生が言っていた「都市を諦めたらあかんで」経済合理主義で差し迫った状況で、果たして延藤libraryはできるのか」

▶︎山本:わくわく妄想するための一歩を踏み出すとしたら、どんなことをしていったらよいか

▶︎豊田さん:あなたのまちの図書館とこれからどのようにかかわっていこうと思いますか



リアルなイベントって、準備も含めて楽しいプロセスだったなーーーー!!と、こういうの愉しいことだったよなとかなり久々に思い出した。資料印刷して資料組むのも久しぶり・・
始まる前のドキドキする時間帯、参加者のみなさん同士久しぶりに会った方同士がお話している様子が見られる。リアルな場は、参加者も始まる前から場の形成に関わっていると思いました!

グラフィッカーの
小田 早樹子 さん、記録、運営サポートスタッフのみなさん、ゲストのみなさん、参加者のみなさん、共に対話の場をつくることができました。ありがとうございました!



 

 

 

 

活動報告:ぷらんと!マイヒストリー -民藝-

自分が好きなこと、関心があることをお話する時間、「ぷらん!マイヒストリー 民藝」を行いました。レポートします。(文責 山本)

 

愉しい教養ラジオ番組のような感じで愉しいなぁと思いました。

ゲストは、企業でデザイナーとして働く金原さん。

民藝って、「おばあちゃん・おじいちゃんの家にあった地域のお土産みたいな・・・」「昭和初期で時間が止まっているようなイメージ。現代の生活にはつながるイメージがない・・

」そんな素直な意見交換から始まりました。

 

民藝=大量生産、画一的なデザインで流通する商品ではなく、生活に根ざしたデザイン。

手触りがあるモノづくりは、近年、若い世代の間でブームにもなり、BRUTUSのようなアート・カルチャー系雑誌でも民藝特集が組まれています。

https://brutus.jp/tag/民藝/

そのような流行もあり、「民藝」ってなんだかかわいい、素敵ーーというものとして受容している人も多く、私もその一人でした。

民藝ってそもそもなんでしょう・・

日本民藝協会HPより引用

民藝運動は、1926(大正15)年に柳宗悦河井寛次郎浜田庄司らによって提唱された生活文化運動です。当時の工芸界は華美な装飾を施した観賞用の作品が主流でした。そんな中、柳たちは、名も無き職人の手から生み出された日常の生活道具を「民藝(民衆的工芸)」と名付け、美術品に負けない美しさがあると唱え、美は生活の中にあると語りました。そして、各地の風土から生まれ、生活に根ざした民藝には、用に則した「健全な美」が宿っていると、新しい「美の見方」や「美の価値観」を提示したのです。工業化が進み、大量生産の製品が少しずつ生活に浸透してきた時代の流れも関係しています。失われて行く日本各地の「手仕事」の文化を案じ、近代化=西洋化といった安易な流れに警鐘を鳴らしました。物質的な豊かさだけでなく、より良い生活とは何かを民藝運動を通して追求したのです。

引用元HPはこちら

www.nihon-mingeikyoukai.jp

 

金原さんは、トレンドを追いかけ、デザインに関わる矛盾を感じる日々の中で、「民藝」に

惹かれていったそうです。

豊田市民芸館のサイトを眺めながらお話し、こういうのが「民藝」なのね・・

なかなかカッコいい、オシャレなデザインだなぁなんてお話ししました。

 

www.mingeikan.toyota.aichi.jp

 

大量消費ではなく、手触りのあるモノづくりを大切にしていく価値観はサスティナビリティの観点からも、志向する人々もいます。でも、それも商品として「消費」されてしまうという自己矛盾を引き起こす。でも、いいものはいいと評価され、世に残り、人々の生活の中に生きていってほしい・・難しいと、金原さん、参加者と話していました。

 

民藝の提唱者、柳宗悦が本当に言いたかったことは、民藝がいい、素敵と消費の対象となってしまうのではなく、自分たちの生活に置き換えて活かして行く思想や哲学ではないか。そう考えると、現代の民藝ってなんだろう??30年後、何が人々の生活の中にある美として残っていくのだろう・・そんなことも思いました。

 

 

 

 

 

活動報告:ぷらんと!創造的な学びと図書館

イベント名:創造的な学びと図書館

日時:12月9日(金)19:30ー21:00 参加者:7人 

「学習する組織」や「システム思考」について学んだ3人(山本茜、上杉朋子さん、豊田高広さん)が、「図書館」は人々の創造や学びに深く関わることを感じ、誰かと話してみたくなった・・そんな経緯でお話しする場をつくりましたので、レポートします。(文責:山本茜

 

1.学習する組織を学び実践するシステムリーダーズ実践コミュニティとは?

豊田さんは第3期、私と上杉さんは、第4期に参加しています。「学習する組織」、「システム思考」をベースに学び実践するコミュニティです。

このコミュニティでは、人それぞれの生活の場、仕事、人間関係をよりよくするその一歩を踏み出していくことを「リーダーシップ」と考えています。「わたし」が本当に願っていることは何か、または阻んでいるものは何かについて考え方を学び、日常化していくための学びの場です。

▶︎システム思考って何?

 人間関係でも、職場でも困難な問題を前にすると、「これが悪い、あれが悪い」と捉える時、「それって本当にそう??」と想うことはありませんか。または、「これが悪い、こうすべき」と思って行動したら、うまくいかないということはありませんか?

 人の価値観や思い込み、構造、どんな経過をたどってきたか、それらの要素が複雑に絡まり合い、自分には「問題」となって見えます。「問題」全体を関係性(システム)で捉えて考えていくのがシステム思考。今はこの学びの折り返しを迎えました。システム思考は、この世界を見るツールとして自分に携えていくもののように感じています。学校の先生、会社員、NPO関係者多種多様な人がオンラインで学びあっています。オンラインなのに、なぜか会って話しているように温かい、ほっとできるような場です。

 

sites.google.com

2.ビジョン・学ぶ・システム・リーダーについての勘違い、思い込み

ビジョン、学ぶ、システム、リーダーという言葉について、社会の中で使われる文脈は、実際の意味とは違う使われ方をしているように思います。このコミュニティでは、それらを捉え直して学んでいます。

▶︎下記のように思っていませんか??

「ビジョン」上から示されるもの、会社のビジョンをトップが示す・・、なんか意識高そう・・私はビジョンとかはいいわ・・

「学習」知識を習得すること、真面目なこと、学校で教科書を読んで学ぶこと

「システム」機械的、非人間的なイメージ、暖かさがない

「リーダー」グイグイ引っ張っていく、えらい人、管理職、秀でた能力がある人

「わたし」に関係のないものとして、捉えるかもしれません。全く逆でした。

自分ごとで、温かく、自分の力が自然に出てくるようなものでした。

 

赤ちゃんが歩けるようになる、子どもが遊びの中で試行錯誤する・・その過程には強制される学びはありません。赤ちゃんが自らやってみたい、こうなりたいという自然な欲求から人間の成長発達は起きます。「学習」とは本来そうしたものである。自分が関わることについてこうなってほしい、こうしたいという思いや自分の喜び(ビジョン)があり、現実を前に「一歩踏み出していく」ことがリーダーシップ。今回は、3人が、学習、ビジョン、リーダー、それぞれについて図書館とどんなつながりを感じているかをお話ししました。

3.学習・ビジョン・リーダーと図書館はどうつながるか

今回話題提供した3人は図書館とのつながりを感じて、思わず話したくなってしまったのですが、「図書館」にそんなに深く関わっていない人には何がどうつながるか、イメージできないかもしれません・・それぞれについてどう考えているかお話ししました。

1)「学習」×図書館 

私からは、「学習」と図書館についてお話ししました。

子どもの頃、好きだった絵本、お気に入りの一冊がありました。絵本の中の子どもが、「自分で何かをやってみる、困難を解決していく」ことにスリルやワクワクを感じて読んでいました。それは、「はちうえはぼくにまかせて」という絵本です。

www.ehonnavi.net

主人公トミーは、夏休みにバカンスに出かけてしまうご近所の方からはちうえを預かる約束をします。トミーは植物のお世話が大好き。毎日せっせと植物に水をあげるなどのお世話をします。どんどん植物が成長し、いつしかジャングルの中で生活しているかのような状態になります。トミーは図書館に行き、植物の育て方の本を借りて、学びます。そして、植物の特性に合わせた環境、水やりをします。剪定した木は接木にして、小さな鉢植えにして、夏休みが終わるころにご近所の人に配り、近所の人は「はちうえがきれいになって、おみやげまでついてきた!」と大喜びで帰るというお話しです。

この絵本には、人の学び・図書館が描かれています。トミーがはちうえのお世話をしたい、楽しいという願いがあり、トミーは実践します。そこに関わるお父さん、お母さんの姿があります。トミーの挑戦が、うまくいかなくなった時、トミーは「図書館」に行きます。

習得した知識を実践し、困難を解決していきます・・人が何かをしたいと思う、その先には「知る」ということがあります。「知る」ことを経験に活かしていく。そして、人の中に経験知が増えていきます。その循環を助けるものとして、「知」の保存庫である「図書館」の存在があります。

2)「ビジョン」×図書館

上杉さんからはビジョンのお話をしていただきました。

上杉さんは図書館で働いています。

昨年度、図書館を運営していくための「基本計画」を策定しました。この時に、市民ワークショップを重ねて「どんな図書館にしたいか」「図書館でこんなことがしてみたい」といったことなどを話し合いました。 これは、ワークショップの参加者にビジョン=「心から創り出したい状態=What I want」を思い描いて話してもらう機会だったのだなぁと、メンバーと一緒に学ぶなかで思いました。同時に、この時に、市や図書館としてのビジョンも出しあって、互いにしっかり語り合える時間があったら、もっといい計画になったかもしれない、そんなことを考えているということです。上杉さん自身が、ビジョンについて話す場に参加するうちに、周りの職員と「心から創り出したい状態=What I want」について日頃から話をしてみたいと思うようになったそうです。

3)リーダー×図書館

豊田さんからはリーダーと図書館についてお話していただきました。

図書館という組織におけるリーダーとはという視点で図書館とリーダーを捉えるのが誰もが思いつくことかもしれません。豊田さんは、図書館という存在が、「リーダーシップ」によい影響をもたらすのではないか、そう考えているそうです。そもそも、図書館について、よく巷で聞かれるイメージは、「リーダーシップ」とは関係がないものと思えます。

本好きの溜まり場、静かで古臭い、文学ヲタク的、子どもや高齢者が行くところ・・図書館については、このようなイメージで捉えられていると思います。「そうじゃない図書館だってたくさんある!!」と思う方もいるかもしれませんが・・。

豊田さんは下記のようにリーダーシップと図書館とのつながりを考えているそうです。

豊田さんのスライドより転載

集合的リーダーシップを担う人々(システムリーダー)の3つのコア能力と、図書館の可能性

 ①より大きなシステムを見る ←森羅万象の(未)知へのトビラになる

 ②内省的な対話を促す ←多様な人々との出会いを対話につなげる(交流⇔内省) 

 ③関心を未来の創造へ移す ←今を記録(アーカイブ)し、過去の文化資産も動員して、未来へのステップに変える

社会的インフラ=「場」としての図書館(クリネンバーグ『集まる場所が必要だ』英治出版

 

例えば、仕事でモヤモヤと悩んでることがある、図書館の中を歩き回る、歩き回り気になる本を手に取る。自分が気になっていた言葉が目に入る・・近視眼的になっていた視野が開ける感じがする・・それはどうしてだろうと対話する・・ということが図書館にいる時に私の心の中では起きます。場としての図書館にはそのような力があるのではないでしょうか。

そもそも「システム思考」のシステムは、森羅万象そのものであり、図書館そのものが森羅万象が集積され、分類されているシステムとも言えるのかもしれません。「リーダー」とは線を超えていく人。自分の目の前のハードルを超える、組織を超える、地域を超える・・その一歩を踏み出すきっかけが図書館にはあるのでは。

 そして、社会教育施設としての「公民館」は、本来は地域課題への取り組みや社会運動が生まれる場であるはずです。知のインフラとしての図書館(知る)と、公民館(実践)が連関することで、あらゆる市民のリーダーシップを育むインフラとなり得るのではないか。

3.参加者意見交換

参加した方は、このコミュニティに参加している方(会社員、学校関係者)や、東海ナレッジネットに集う人(NPO関係、劇場関係者)でした。

参加者で自由に意見交換しました。

・図書館と劇場との親和性

劇場に今勤めているが、劇場の動的なところと図書館の静的なところは相性がいいのではないか。一つのお芝居を見るとテーマになっていたことについて知りたくなる、脚本家について知りたくなる、原作が読みたくなる・・というふうに知的好奇心が喚起される。そのような点から図書館と劇場は連関し合うのではないか。

・劇場に人が集まる、同じ時を共有する、それが繰り返されることによって、場と人の間には物語や見えない歴史が生成されていくと想うがそれは図書館的でもあると想う。

・自分と図書館の関わり

 図書館、本とのたくさんの関わりが自分をつくっているということを思い出した・・

・「図書館に行ったら、何かに出会えるかも」と思ってもらえる図書館を目指している。

でも、そうした場所って他にもあるのではないか。「図書館」的なことは図書館の外にもある。

 

本がある場としての「図書館」または地域社会の「図書館」的な場や機能は、人々の創造や生きることにどう関わるのか、引き続き深めていきたいと思いました!

ご参加いただき、ありがとうございました。

 



 

 

 

 

 

 

活動報告:11月6日 やさしさいっぱいの絵本@喫茶七番

 
東海ナレッジネットで、錦2丁目SDGsWEEKの企画の一環として喫茶七番(名古屋市中区)で開催された、親子向けお話し会のコーディネート、運営をお手伝いしました。東海ナレッジネットの山本も、手遊び、紙芝居で参加させていただきましたのでレポートします(文責 山本茜
 当日は、大橋美紀子さん(司書・JPIC読書アドバイザー)にお話し会の絵本の選書や読み聞かせをしていただきました。英語が自然に楽しめるような絵本、手話による読み聞かせもしていただきました。子どもたちも知っているお馴染みの絵本から、「こんな絵本もあるんだ!」という絵本まで読んでいただいたり、ご紹介いただきました。さすが、絵本のことをよく知っている司書さん!

 
手話の読み聞かせを、ジェスチャーのように手を動かし楽しむ子どもたちの姿を見て、誰もが一緒にコミュニケーションができる「共通の言語」なんだーーー!ということを実感できるような時間でした。
 

 

 
 「SDGs」、最近よく聞くようになりましたが、遠くにあるもの、何か特別にするものではなく、日常の中で多様な人々と共に、つながり合って生きていくことであり、この場そのものがSDGsであると思えました。そんな大橋さんの温かい想いを感じる1日となりました。
 

名古屋の街のど真ん中にあるぽっかり空いた人が集う場。繁華街の中にあるのに静かな場です。
喫茶七番がある名古屋市中区錦のあたりは、名古屋の城下町が整備された際に、街区の中に寺社や火の見櫓つくられていました。かつては、地域の人々の交流、物語が生まれる場、祈りの場、アジールのような場であり、このような「会所」は名古屋の城下町の特徴の一つでした。現代の会所となることを願ってつくられたのが喫茶七番です。まさに、人々が物語を通して時間を共にする、かつてあった姿が再現されたのかもしれないと思いました。
 そして、喫茶七番には、この地域でまち育てを実践された故延藤安弘さんが遺された絵本・蔵書の一部を手に取って見られるよう交流スペースにも設置しています。延藤先生の蔵書は5万冊、絵本は5000冊。膨大な蔵書の整備や活用のお手伝いを今後もしていく予定です。
お声かけいただいた喫茶七番さん、素晴らしいお話をいただいた大橋美紀子さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

◆喫茶七番について参考記事
2022.6.13 / 中日新聞 /
◆喫茶七番のInstagram

活動報告:ぷらんと!壁打ち 子どもの権利ブックフェアを開催したい

ぷらんとは・・東海ナレッジネットに関心を寄せる様々な分野の方が集って、対話する場です。
今年度から、「まだ具体的になってないんだけど、考えていることを相談したい」
「モヤモヤしている頭を整理したい」そんな人が相談しながら、整理できたり、想いが見えてきたり、次の一歩につながるような「壁打ち」できるぷらんと!を行います。
壁打ち希望者は、本岡恵さんです。
本岡さんは、子どもの権利条約・子どもの権利を広めていきたいという想いをもち活動されています。
 
1.これまでの経緯・背景
昨年度、子どもの権利にまつわるぷらんと!を2回開催しました。
★第1回目は、8月29日の「子どもの権利ファインダー」
子どもの権利とは?図書館で出会える?など、なぜ知らない人が多いのか考えてみました。
★第2回目は、1月23日の「わたしたちのブックリストができるまで」
出版社有志が共同で参画・作成した「子どもの権利条約ブックリスト」への熱い思いやその後の変化を紹介していただきました。
そしていよいよ今回は、「子どもの権利ブックフェアを開催したい!」
関東圏では、すでに子どもの権利条約ブックリストに掲載された書籍を展示するブックフェアが開催されています。
 
2.子どもの権利条約ブックリストってなぁに?
出版社の有志が、共同で参画・作成し、書店等でフェアも行っています。
 
3.今日の壁打ちで話したこと
◆どんな目的にする?想いで行う?

・子どもの権利に関する本を集める場所がない。それを全て集めることができるといい。

・本を並べるだけで広がるのか??と疑問にも思う。

子育て支援NPOのイベントをやりたい、子どもの権利条例をつくる流れにもつながるといいな・・

・「図書館」知の集積 ブックリスト自体が図書館的、その先にどんな学びを生むのかという視点で考える。

・東海ナレッジネットは「図書館」の要素を取りだして、場や機会づくりに活かす団体。

 みんなが利用する「図書館」との関わりが生まれると面白い。

 この本どの図書館にある??を可視化するような企画とか。

・「人」の情報を付加するような発信の仕方も面白いかも
 

◆どんな人が対象になる??

・子どもの権利には興味がある人 ビギナーの人・・

子育て支援系・興味がある人 

・子どもを育てている人にきてもらいたい。

 どうやって目に触れられるか・・ 子育て当事者向けの企画と抱き合わせ 絵本の中の子どもの権利というテーマでやるのも面白い

・子どもの権利界隈の人がもやもやしている現象を出してみて、ターゲットを具体化していくといいのではないか。

・どんな人がどうなるか、どんなわくわくするシーンを思い浮かべるか

 
4.次の一歩へのアイディア、決まったこと

今後、企画を考える視点

▶︎お祭り的要素     

 全国同時多発で、共通のしおり・帯のようなアイテムをつくる。

▶︎市民参加ならではのこと

 ブックリストのおすすめ文を市民参加で書く。

 買ってもらうための仕掛けを考える 

 例えば、ブラインドブックマーケット(本の中身が見えないようにして、コメントをつけて、偶然の本との出会いを楽しむ仕掛け)

 興味づけをするようなアイディア

▶︎社会へのアウトカム  

 考える市民を育てる パブコメとの連携

 
参加いただいたみなさまありがとうございました!!
引き続き企画を練り練り、楽しいことを実施していけたらと思います。