活動報告:11月6日 やさしさいっぱいの絵本@喫茶七番

 
東海ナレッジネットで、錦2丁目SDGsWEEKの企画の一環として喫茶七番(名古屋市中区)で開催された、親子向けお話し会のコーディネート、運営をお手伝いしました。東海ナレッジネットの山本も、手遊び、紙芝居で参加させていただきましたのでレポートします(文責 山本茜
 当日は、大橋美紀子さん(司書・JPIC読書アドバイザー)にお話し会の絵本の選書や読み聞かせをしていただきました。英語が自然に楽しめるような絵本、手話による読み聞かせもしていただきました。子どもたちも知っているお馴染みの絵本から、「こんな絵本もあるんだ!」という絵本まで読んでいただいたり、ご紹介いただきました。さすが、絵本のことをよく知っている司書さん!

 
手話の読み聞かせを、ジェスチャーのように手を動かし楽しむ子どもたちの姿を見て、誰もが一緒にコミュニケーションができる「共通の言語」なんだーーー!ということを実感できるような時間でした。
 

 

 
 「SDGs」、最近よく聞くようになりましたが、遠くにあるもの、何か特別にするものではなく、日常の中で多様な人々と共に、つながり合って生きていくことであり、この場そのものがSDGsであると思えました。そんな大橋さんの温かい想いを感じる1日となりました。
 

名古屋の街のど真ん中にあるぽっかり空いた人が集う場。繁華街の中にあるのに静かな場です。
喫茶七番がある名古屋市中区錦のあたりは、名古屋の城下町が整備された際に、街区の中に寺社や火の見櫓つくられていました。かつては、地域の人々の交流、物語が生まれる場、祈りの場、アジールのような場であり、このような「会所」は名古屋の城下町の特徴の一つでした。現代の会所となることを願ってつくられたのが喫茶七番です。まさに、人々が物語を通して時間を共にする、かつてあった姿が再現されたのかもしれないと思いました。
 そして、喫茶七番には、この地域でまち育てを実践された故延藤安弘さんが遺された絵本・蔵書の一部を手に取って見られるよう交流スペースにも設置しています。延藤先生の蔵書は5万冊、絵本は5000冊。膨大な蔵書の整備や活用のお手伝いを今後もしていく予定です。
お声かけいただいた喫茶七番さん、素晴らしいお話をいただいた大橋美紀子さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

◆喫茶七番について参考記事
2022.6.13 / 中日新聞 /
◆喫茶七番のInstagram