【活動報告】参加型パスファインダーづくり

東海ナレッジネットのオンラインのお話の場を開催しました。
9月に開催するファシリテーション研修のプレイベントとして、「ファシリテーションについてのパスファインダーをつくろう」をオンラインで行いました。
 
パスファインダー?!何それ、オイシイノ?それは一体ナニ??」という人も、「パスファインダーってのは・・」とお話できる図書館の方も参加しました。
 
◆ そもそも「パスファインダー」とは・・?
パスファインダー」身近な図書館に設置されているかもしれませんが、手にとったことがない方も多いかもしれません。参加者の方に、知っていますか??と聞くと、「それは一体ナニを指すのかわかりません・・」という方もいました。
そこで、東海ナレッジネット代表の豊田さんに解説してもらいました。
こちらが、豊田さんが解説してくださった内容です↓

パスファインダーとは

pathfinder:原義は「道案内」「先導役」
<利用者に対して,特定の主題(≒テーマ)に関する各種情報資源や探索方法を紹介・提供する初歩的なツール.><当初は一枚物のリーフレットとして提供されたが,現在では図書館ウェブサイトから電子的にも提供される.>
<個々の資料・情報資源が人為的に重み付けされた上で解題※を付してリスト化され,調べ方に関する解説もなされているため,単なるリストやリンク集とは異なる.>
※解題とは?
<特定の著作に対して,その内容,対象領域,成立事情,意義,他の著作との関連などを説明したもの.著者の紹介や著作の内容,編集方針に対する評価が加わることも。>
以上、<>内はジャパンナレッジ『図書館情報学用語辞典 第5版』より引用。()内は豊田が加筆。)

 
「〜について知りたいけど、何から手をつけたらいいかわからない」状態の時ありませんか?

 やみくもに図書館や書店の本棚に手を伸ばして、難しすぎたり、そもそもがわからなかったり・・そんな時、知の森をわけいるための、見取り図、地図のようなものですね。

 
ファシリテーション研修での学びをサポートする「パスファインダー
 今回の取り組みでは、既存の「パスファインダー」にとらわれず、アイディアを持ち寄ってつくっていけたらいいなと考えています。
 
パスファインダーって何??を理解したあとは、グーグルスライドを共同編集モードにして、付箋にオススメの本や冊子やサイト記入して出し合います。
ファシリテーションについてこんなこと知りたい、わからないという質問も同時に書いていきました。
 
最近は、オンラインの場が多いから「オンライン」って項目はあった方がいいなぁ・・
会議で話さない人がいる時、どうしたらいいかなぁ・・
最近、よく聞く、「グラレコ」が気になるなぁ・・
 
みんなが聞きたいこと、知りたいことを出していくと、「ファシリテーション」のパスファインダーに必要な項目が見えてくる・・!
 
「図書館で作成しようとすると、『自館に所蔵しているかどうか』って制約の中でつくるから範囲が狭くなってしまう。でも、これは関係ないから楽しいね・・」と図書館の方は言っていました。
 
なるほど!みんなで共有するパスファインダーは、特定の組織ではなく、メンバーが越境すコミュニティだから作成できるのですね。
どうやって入手するか?その方法も、学び合って考えていけたらいいですね。